書評記事 株式投資

「バビロンの大富豪」 蓄財したいあなたへ。手順を解説します①

投稿日:2019年7月13日 更新日:

今回は「バビロンの大富豪」という本の紹介をしたいと思います。

Amazonのレビューでも書きましたが、こちらの本の方が初心者向きで内容もバランス型です。ぜひご一読を。

※なお、本の中の文章を意訳して記述している部分があります。

 

 

この重厚な表紙の通りの内容のバビロンの大富豪

真面目な文体です

 4.0 

物語形式になっていますが重要な部分は第2話と第4話の終わりにある、「黄金の七つの知恵」と「五つの黄金法則」です。

全部で252ページあるので読み通すのは大変です。時間のない方はここだけ読めば最低限のことは分かります。

 

 

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

 

その2はこちら

 

 

ココがおすすめ

・資産形成の心構えがわかる

・普遍的な内容なので長く使える

・物語としても楽しめる

 

 

節約・貯金・投資が王道パターン

蓄財の王道であり、唯一の道は「節約・貯金・投資」

 

 

著者、訳者、出版

ジョージ・S・クレイソン

1874年、米国ミズーリ州生まれ。大学卒業後、1898年の米西戦争に陸軍兵として参加。兵役後、出版社を設立し、米国とカナダの道路マップを始めて刊行する。1926年より、バビロンを舞台にした一連の寓話シリーズをパンフレットの形で発行。1957年没。

 

 

訳者

大島 豊

東京都生まれ。著書に「アイリッシュ・ミュージックの森」(青弓社)がある。訳書に「火星シリーズ」(ロビンスン著)、「驚異の発明家の形見函」「形見函と王妃の時計」(カーズワイル著、東京創元社)など多数。

 

出版

グスコー出版2008年8月8日

 

概要

古代都市バビロンで一番の大富豪「アルカド」が王様の命令により一般庶民に財産を築く方法を伝授するという話で、正統派の内容です。具体的には「倹約する」→「貯金する」→「投資先を分析する」→「実際に投資する」→「配当をもらい続ける」という王道のパターンに沿っています。文体も真面目なので「教科書」といった感じです。

同じテーマの「となりの億万長者」が「倹約」に重点を置きながら、あっけらかんとした文体なのでこの本との対比が面白いですね。

 

投資をしたいあなたへ 「となりの億万長者」から学ぶ3つの心得

「働いているのに貯金がない」「節約しているのに一向にお金が貯まらない」「自分はお金に無縁だ。」 そんなことはありません。 年収300万円時代と言われていますが、やろうと思えば結構貯められます。 世間体 ...

 

 

それを踏まえて今日は「七つの知恵」の方の書評をしてみたいと思います。

黄金の「七つの知恵」

第一の知恵・・・財布を太らせることから始めよう

第二の知恵・・・自分の欲求と必要経費とを混同するべからず

第三の知恵・・・貯めた資金は寝かさずに増やすべし

第四の知恵・・・損失という災難から貴重な財産を死守すべし

第五の知恵・・・自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ

第六の知恵・・・将来の保証を確実にすべく、今から資金準備に取り掛かるべし

第七の知恵・・・明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし

 

 

 

第一の知恵  財布を太らせることから始めよう

「収入を全て使い切るのではなく、10分の1でいいから残すようにする。そうすれば以前よりお金が簡単に手に入るようになる」と本の中には書いてあります。

 

確かにお金はお金を呼びますから使い切ってはいけませんね。ホリエモンは「お金はすべて使いきれ」と言っていますし、市役所なら予算を全部使い切った人は偉いかもしれませんが、別に偉い人になりたいわけではありませんし大成したいわけでもありません^^

 

貯金で苦しいのは最初の100万円を貯めるまでと言われています。それまでの浪費癖と貯金したい気持ちがぶつかり合っている状況ですね。ですがいざ100万円を貯めると自信が出てきて200万円、300万円を貯めるのはずいぶん楽になります。

 

当方の周囲の人を見てみると貯金が苦手な人は暇な人が多かったりします。暇だから何かものを買ったり、飲んだり食べたりすることにお金を使ってしまい将来身動きが取れない状況に陥っています。

10分の1も貯めるのが苦しい人は、深夜まで残業するか1日中ブログ記事を書いて一切のプライベートの時間をなくしてください。そうすればあっという間に貯金できます。これ意外と効果がありますよW

 

 

まとめ

・毎月収入の10分の1でいいから貯金をしていく事。

・コツコツ取り組むことの威力は大きい。

・プライベートの時間を一切なくしてお金を使う暇をなくすのもアリ。

 

 

 

 

第二の知恵  自分の欲求と必要経費とを混同するべからず

「自分が必要経費と”思っているもの”は収入と同じになるまで膨れ上がる。だからお金が貯まらない。

でも、それらはなくても生活できる」とあります。

 

「あの服が欲しい」「あの時計が欲しい」「あのバッグが欲しい」等々、それらは自分の欲求だと思っていても実は他人によく思われたい見栄からきています。いわば他人の価値観です。他人の価値観で自分のお金を使うなんてあまりに無駄じゃありませんか?

 

インターネットが普及してから無料で楽しめることが増えました。youtubeやブログ、SNS等ずっとやっていても無料で、しかも楽しいですよね。確かに今の現役世代は給料は少ないかもしれませんが、昔に比べて散財する状況は減ってきていると思います。

一度冷静になって考えよう。「なんでそんな事にお金を使っているんでしょうか?」

 

人間の持ち時間は全員24時間、体力にも限度がある、1度に食べられる量にも限度がある。もちろんお金にも限度がある。

大富豪だろうと貧しい人だろうとそれは変わらない。

 

まとめ

・他人の価値観でお金を使わない事

・「なぜそれが必要か?」「本当にそれが必要か?」「なくてもやれるんじゃないのか?」

を常に自分に問い続ける。

 

それを踏まえて予算を組みましょう。

 

 

 

 

第三の知恵  貯めた資金は寝かさずに増やすべし

「貯めた資金は投資に回して配当収入を得ることに使う。財布の中の現金ではなく定期的に入ってくる金の流れこそが財産」とあります。

 

 

投資をしている人の割合は?

日本人全体の13~14%

年収300万円台でおよそ5%

年収1000円台で16%

日本人の貯金好きがよく表れている数字ですね。日本の株式市場の7割が外国人と言われているのも頷けます。

 

しかし三菱UFJ銀行の金利を調べて愕然しました。

普通預金の金利・・・「年0.001%」

スーパー定期預金・・・預け入れが300万円未満、300万円以上にかかわらず「年0.010%」

100万円を普通預金に1年預けると100円増える計算です。定期預金でも1000円。メガバンクでこれですからね。「貯金は神」の時代はとっくに終わっています。寝かさずに増やす路線は正しい・・・、と言うよりそうしなきゃいけない時代になりました。

 

shige
ちなみに当方の場合、仕事関係にお金を使うのではなく自分のために使っています。

なぜって?

・大企業ですら早期退職を募っている。よって「出世して高収入」より「早く帰宅して個人事業」の方が将来性が十二分にある。

・責任ばかり増やされるのは遠慮願いたい

 

 

税金を払ってくれる人がいなければ国は困りますから「働いている人は偉い」「高収入は素晴らしい」路線に持っていきますが、氷河期世代としては上の人たちの言う事は信用していません。

インターネットが発達した現代ではいろんな稼ぎ方ができるようになりました。だから仕事で悩むなんてナンセンスですよ。しっかり生活できることを優先べきです。

ほんの一例ですがネット上ではこんな稼ぎ方があります。

株式投資

ブログ運営

ライティング

youtuber

起業して物販

 

貯めたお金を有意義に使える状況です。努力して自分で蓄財しましょう。

 

真面目に生きちゃバカを見る。仕事は給料分だけやればいい。
真面目に生きちゃバカを見る。仕事は給料分だけやればいい。

  50才男性 「仕事をしっかりやって一人前」 20才女性 「上司の無茶ぶりに悩んでいる」 30才男性 「こんな自分を拾ってくれた会社に恩返しを」   shige仕事に対してそんな ...

 

まとめ

お金を増やす手段はいくらでもある。現代は先入観を捨てて行動したもの勝ち。

 

恰幅のいい幸せで温厚なお金持ちになりたい

ルールを守ってお金を使えばこうなれる

 

第四の知恵   損失という災難から貴重な財産を死守すべし

「投資をする上で気を付けるのは、提供したお金が保証されていて、自分のタイミングで回収できて、減配の恐れのない事。こういった銘柄を探すために経験者に相談する事」とあります。

 

これを全部できれば理想ですが、まず実現不可能だと思います。

企業から見ると株は返さなくて良いお金ですから保証なんてありません。株価は毎日上下していますから自分のタイミングで決済してもいい結果にならないです。業績次第では減配もあり得ます。

経験者もその都度手探りでやっていますから相談もほどほどに。

仮にこの条件を全部満たす銘柄を探すとなると、日経225銘柄でしょうか。ボラティリティは少ないですから保有していても面白みはなさそうですね。

 

 

日経225銘柄とは

日本経済新聞社が選んだ日本を代表する企業225社の事。1年に1回入れ替えがある。これらの企業の株価の平均が「日経平均株価」になる。

 

 

まとめ

どこまでリスク(損失)を許容できるから考えよう

 

第五の知恵   自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ

「自分の家を持つと、生活費が大きく下がり、娯楽や自分の欲求を満たせることにお金を使える」とあります。

 

これには大いに疑問がわきます。まず大抵の人は30年ぐらいのローンを組んで家を建てますからむしろ生活費は上がってしまいます。本の中では「数年もすれば借金はなくなってしまう」と書いてありますが、それが本当なら日本はもっと経済発展しているはずです。

「金持ち父さん 貧乏父さん」は、「家はお金を奪っていくものだから負債」と断言されています。実際家を持つと固定資産税やリフォーム代の諸経費が掛かりますし、日本の場合は地震で全壊の恐れが高いですからね。家を持つことが果たして「投資」になるかは大いに「?」です。

 

 

重要ポイント

・お金の出入りというフィルターで見れば「家は負債」になる

・お金を生み出してくれるものにお金を使う事が鉄則

 

 

第六の知恵   将来の保証を確実にすべく、今から資金準備に取り掛かるべし

「老後のためのお金」や「家族を守る財産」は現役時代中から用意しておきなさいとの事。

本の中では不動産投資や積み立て投資の事が載っています。

先日、政府が「老後のために2000万円必要」と言っていましたが、老後のために2000万円を個人で用意しろなんて無責任な発言ですね。散々搾り取っておいて「あとは知らん!」なんてどれだけ国民に依存しているのでしょうか。

 

その2000万円を貯めるための利率を「積立投資」でシミュレーションをしました。

・毎月2万円積み立て

・定年までの25年間運用

結果 

必要なリターン率

8.3%

 

リターンが年8.3%です。国内株投信の平均が5~6%で、新興国への投資が9%ぐらいという点を踏まえると新興国への投資を増やし、もっとリスクを取らなければいけません。

情報の少ない新興国に投資してリスクをとるなら、国内の個別株に集中投資した方が大化けの可能性がある分有利です。

 

家族を守る財産は日本の場合は「遺族年金」や「遺族基礎年金」があるので安心です。ただし、制度やシステムに頼りすぎると考え方が卑しくなりますから、自分が死んだ後も家族が自らの力でやっていく事が大切だと思います。

遺族基礎年金とは

国民年金に加入している人が死亡した時に、その遺族(配偶者または子ども)に支給される年金。
老齢年金のような65歳以降からでないともらえない年金ではない。
子どもが18歳になるまで(18歳の年度末まで)受け取ることができる。
ただし、18歳未満の子どもがいない場合には、受給することができない。

 

まとめ

・家族が残されても年金制度があるから生活はできる

・毎月いくら必要か分析して、それに見合った投資計画を立てる

 

 

第七の知恵   明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし

「お金をしっかりコントロールしながら、周りの人を大切にしなさい。そしてそれを実現するため勉強して能力を高め、仕事力を向上させるように」とのこと。

 

当方が株式投資をする目的は「お金から一日でも早く解放されてチャンスを逸しない為の自由を手に入れる」事です。

特に当方の場合は物欲はないのですが、「東海道を一度も家に帰らず踏破する」という目的があって、それは体力のある若い内しか達成できません。ですから早く仕事をしなくてもよい状況を作り出す必要があります。となると複利の効果が望める「株式投資」になります。

そしてこのブログを通してさりげなく周りの人を支えることができたら最高です。

みなさんはどんな目的があって株式投資をしていますか?どんな努力をしていますか?

 

重要ポイント

・お金はあくまで周りの人が喜ぶ事をするための手段。

 

 

おわりに

①何のためにお金を貯めるのか明確にする

②毎月少しでもいいから貯金する

③貯金したお金を株などの「お金を生み出してくれるもの」に使う

 

資産形成の道はやっぱり「支出を減らして収入を増やす」以外ありませんでしたね。次回は「五つの黄金法則」の紹介をしてみたいと思います。

将来の不安がなくなるよう毎日コツコツ貯金→投資していきましょう。

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shige

名前・・・shige 年齢・・・アラフォー 職業・・・自動車部品加工の町工場勤務 居住・・・愛知県 最終学歴・・・音楽の専門学校中退 目標・・・10年以内に東海道を一息で歩くこと 経歴 もともとはギタリストになりたくて専門学校へ通うが挫折。その後アルバイトと無職の期間を繰り返し35歳にして現在の会社の正社員となる。株式投資自体は20代の半ばにホリエモンの一連の行動で興味を持ち、デイトレを1年やったことが始まり。しかし100万円損をして10年ほど株式投資から遠ざかる。 現在はファンダメンタルズ長期投資にスタイルを変更してポートフォリオ全体でわずかながらプラスの成績を継続中。

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