書評記事 株式投資

投資をしたいあなたへ 「となりの億万長者」から学ぶ3つの心得

投稿日:2019年6月30日 更新日:

「働いているのに貯金がない」「節約しているのに一向にお金が貯まらない」「自分はお金に無縁だ。」

そんなことはありません。

年収300万円時代と言われていますが、やろうと思えば結構貯められます。

世間体を気にして独り暮らししたり、高級者に乗ったり他人のペースで生きることはこれっきりにしましょう。

「となりの億万長者」という本をよんで倹約の大切さと成功哲学を学んでください。

この記事の概要

年齢相応の期待資産額を貯める

お金を生み出すものにお金を使う

できるだけ早く投資する

 

 

となりの億万長者

表紙は地味ですが、内容は充実しています。

 4.0
普通に日本で暮らしているとなかなか触れる機会のない考え方が書かれた本です。
目からウロコが落ちます。

 

 

 

ココがおすすめ

・価値観が変わる
・億万長者も地味で普通の人だから実践可能
・生き方を根本から考えるようになる

 

 

shige
中盤から後半にかけ冗長だけど、あっけらかんとした文体が心地よいです^^
早く読んでみたいです!
聞き手
shige
それでは著者情報からスタートです。
一般人にしか見えないけど実はすごい人「となりの億万長者」

テクニックよりもまずはメンタル面の強化を

 

 

著者情報、翻訳、出版

トマス・j・スタンリー

アメリカの富裕層マーケティングの第一人者。ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、1973年に本書の共著者ダンコとともにアメリカ全土の億万長者を対象として初の大規模調査を実施。

 

ウィリアム・D・ダンコ

ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部名誉教授。スタンリーのパートナーとして数々の研究調査に参画してきた。また、ジャーナル・オブ・コンシューマー・リサーチ誌をはじめとする多くの経済メディアでも活躍。

 

翻訳

斎藤聖美

慶応義塾大学経済学部卒。日本経済新聞社、ソニー勤務の後ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行のエグゼクティブ・ディレクターなどを経て独立。数々の企業立ち上げに携わり、現在はジェイ・ボンド東短証券および東短インフォメーションテクノロジー代表取締役社長。東芝取締役、昭和電工監査役を兼任。訳書にエリス「ゴールドマン・サックス」、ウェルチ「ウィニング 勝利の経営」など多数。

 

出版

早川書房 

2013年8月25日 初版発行

 

要約

本の内容を簡単に言ってしまえば「収入が増えると税金も増えるし、見栄張って無駄遣いしても良い事ないよ。本当のお金持ちは質素だからあなたも倹約しなよ」です。

同じジャンルの「バビロンの大富豪」は貯金と収入のバランスの取れた内容ですが、こちらの本は守り(倹約・貯金)に重点を置いています。「いくら収入が多くても貯金がなかったら将来ダメになる」と言う事例が「これでもか!」と書かれています。

 

バビロンの大富豪の記事です。

 

 

 

そして印象的だったキーワードを3つ取り上げます。

名言であふれた、どこにも売っていない自分だけのノート

思わずメモしたくなる言葉が盛りだくさんでした。

キーワード

「期待資産額」

投資をするには元手が必要です。

その元手を貯める上で「期待資産額」という概念が有効になります。

 

この本は金持ちの定義を2つ紹介しています

・純資産が100万ドル超えているか?

・実際の資産が期待資産額以上あるか?

 

1つ目の「純資産が100万ドル超えているか?」は借金じゃない資産が単純にいくらあるか?と言う事で、日本円に換算すると1億円超えで「金持ち」となります。

 

そして2つ目の「実際の資産が期待資産額以上あるか?とは、借金じゃない資産が1億円に達していなくても「収入が多ければ資産も多くなるし、年齢が高くなれば働いた期間も長くなるから、それなりに資産はもっているはずだよね」という考え方です。

期待資産額を満たしていれば「蓄財優等生」、期待資産額の半分の資産だと「蓄財劣等生」、普通の人はその中間です。

 

計算式

期待資産額 =  年齢 × 税引き前の年間家計所得(相続から得られる年収は含まない) ÷ 10

聞き手
これからお金持ちを目指すのにお金持ちの定義を満たす必要あるの?
満たす必要はないですが、それぐらいの意識でやらないと元手なんてできませんよ。

30代以上の人ならなおさらです。

shige

 

ランク付けするとこうなります。

1位 金持ち

2位 蓄財優等生

3位 普通の人

4位 蓄財劣等生

圏外 貧乏

 

最低でも3位の「普通の人」目指して倹約・貯金していきましょう。投資のノウハウ以前の問題です。

・株の値上がり率が同じなら元手の大きい方が有利

・相続ではなく自分で期待資産額まで貯められた人は、自分の感情をしっかりとコントロールできるから株式相場に翻弄されない

この原則を忘れないでください。

聞き手
考え方は分かったけど、期待資産額を貯めるためにはどうすればいいの?
「誰かと一緒に住む」事がもっとも効果があります。
shige

実家に住む

シェアハウスする

同棲する

居候する

通勤時間短縮のためなら別ですが、世間の価値観に縛られてなんとなくの一人暮らしはお金も時間も消費するだけで効率悪すぎです。

30代になると体力も落ちてきますから、家に帰って投資の勉強なんてする余力はなくなります。誰かと一緒に住んだ方が断然有利です。

 

別のページには「億万長者の42%は過去1年間株を動かさない」とあります。

資金に余裕のない人 → 無駄な売買を繰り返し資産を減らす

資金に余裕のある人 → 多少の含み損を出してもその会社が好調なら継続保有 → 株が値上がりして利益が出る

と言う事です。冷静でいられるだけの資金を持つことがいかに大切かがわかりますよね。

 

 

年齢相応の資産を持つ大切さ

まずは来る日も来る日も地道にお金を貯める

 

所得税こそ最大の敵

自分が寝ていても働いていてもお金を生み出してくれるものに投資する

TVの電源をOFFにして、自分を振り返ってみよう

 

一般的に資産を築こうと思ったら、まず一生懸命働いて現金収入を増やそうとすると思います。しかしそれでは所得税も増えて働いた割にはあまり手元に残りません。

その点、株などの値上がり益(含み益)には所得税はかからないのでここを最大限生かすべき。そして株などを買う元手を作るために「倹約、倹約、倹約!」お金持ちは、お金を生み出してくれるものにお金を使うのです。

 

2019年7月時点で

決済時にかかる税金

20.315%=所得税15%、住民税5%、東日本大震災の復興特別所得税0.315%

となっており、累進課税に比べると固定されている分こちらの方がお得です。

 

shige
これからの日本は社会保険料の負担も大きくなりますから、見栄を張るためにお金を使っている場合じゃないです
年金の保険料、健康保険料、介護保険料、消費税増税・・・、どれも値上げばかりです。費用対効果をしっかり考えねばいけませんね。
聞き手

 

本の一部を引用すると

億万長者は現金収入ではなく、純資産額でものごとを考える。資産形成には所得額はたいして意味を持たない。10万ドルから20万ドルの収入があれば、それ以上いくら稼ごうがあまり関係ない。それよりも、持っている資産をどう運用するかの方がずっと重要だ。 p92より

 

聞き手
私は何かの記事で「年収が1200万円を超えると幸福感を感じなくなる」と見たことがあります。 それだけの収入があれば欲しい物はたいてい手に入りますからお金の過多は気にならなくなる様です。
さらに税金で持っていかれるなら幸福感はありませんよね^^
shige
聞き手
「どれだけ社会に貢献してるんだ!」ってねww

 

さらに国税庁のホームページで累進課税の税率を見てびっくり!

年収が900万円を超えると税率がそれまでより10%も高くなりますが、330万円を超えた時も10%高くなっています。

所得控除もありますから実際はもう少し安くなると思いますが、地方だと正社員でも年収300万円台なのにこの税率の上げ幅と言ったら・・・。労働収入の効率の悪さがよくわかる数字です。

上の人たちの言う通りにやっていたらこの先の生活は厳しくなる一方です。これからの日本人は本当の意味で自立しなければいけませんね。

 

目からうろこポイント

・各種税金が増えるので労働収入は増やさない

・お金を生み出してくれるものにお金を使う(株、債券など)

・費用対効果をよく考える事

 

資産家の親がしっかりした子供を育てる

各家庭ごとに独自の哲学があるので、資産家の親が資産家の子供を産む

金太郎あめのように、どの世代で切っても幸せの家族にする

 

本の中で優秀な資産家として紹介されているドクター・ノースは子供たちを倹約家で無駄な出費をしない人間に育て上げました。その子育て法は端的に言えば「自分たち両親が率先してお手本を示す」事でした。以下引用です。

妻と私はけじめのある生活をしてきました。きちんと規則を決めてね。私たちは自分たちの生き方を見せることで、子供をしつけてきたと思います。
ええ、それでりっぱに育ってくれました。親のいうこととやることが違っていれば、子供は言うことをききません。子供はそういうことにめざというですから。 p276より

 

 

これは山本五十六の言葉と重なりますね。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

 

 

特にこの中で重要なのは出だしの「やってみせ」の部分ですね。子供は親の背中を見て育つと言いますから、親の考え方がどれだけの結果をもたらしているか子供もちゃんとわかっているんですよね。

だからあれこれ言う前の時点で子供がどう育つかは決まっていると思います。

そして、そもそも貧しい家庭の親は「投資する」という考え方自体がありませんから子供も投資をしない生活になります。食べて、寝て、働いて、浪費するの繰り返しではいつまで経っても資産はできずラットレースをし続けなければなりません。その悪循環を脱出するのは「ビジョンをもって勉強すること」が唯一の方法です。

ポイント

・親が行動で示す

・家庭内の雰囲気が大事

・常に勉強して好循環を維持する

おわりに

今まで自分がイメージしていたお金持ち像とは真逆の内容で、目からうろこが落ちました。メディアの影響って怖いですね~。

そしてお金を稼いだその先をイメージすることが一番大切だと思いました。

みなさんも「となりの億万長者」を一度読んでみてください。価値観変わりますよ。

ありがとうございました。

 

 

 

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名前・・・shige 年齢・・・アラフォー 職業・・・自動車部品加工の町工場勤務 居住・・・愛知県 最終学歴・・・音楽の専門学校中退 目標・・・10年以内に東海道を一息で歩くこと 経歴 もともとはギタリストになりたくて専門学校へ通うが挫折。その後アルバイトと無職の期間を繰り返し35歳にして現在の会社の正社員となる。株式投資自体は20代の半ばにホリエモンの一連の行動で興味を持ち、デイトレを1年やったことが始まり。しかし100万円損をして10年ほど株式投資から遠ざかる。 現在はファンダメンタルズ長期投資にスタイルを変更してポートフォリオ全体でわずかながらプラスの成績を継続中。

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